育児と冒険の履歴

子育てをしながら冒険し続ける記録

4歳児と涸沢までの道のり〜2日目〜

05:00 起床しました。子供はまだ寝ています。

朝の空気と時間を楽しみにテントの外に出てコーヒーを入れました。

朝ご飯は、ミューズリースキムミルクに水を入れて温めたものと

ご飯を炊きました。朝の気温は13度。意外と寒く感じませんでした。

今日は登りの道があるので、子供の服装はすぐに脱げるベストを着させました。

下着などを替えた時にビニール袋が沢山あれば密封して収納する事が出来ます。

07:40 出発します。本谷橋まではゴツゴツした石の道ですがアップダウンは殆どありません。

2日目でも元気に走り回る様子に子供の順応性に改めて感心させられました。

いつもとは違う非日常の生活スタイルに嬉しい様子でした。

10:00 本谷橋到着。通常1時間の距離を2時間20分掛かりました。途中休憩は15分程度。

子供も余裕が出て来て、色んな所で立ち止まって周りを見る様になったので時間が掛かります。

この本谷橋は吊り橋ですが迂回路にユラユラしない木の橋もありました。

ちょっと早いですが、ここでゆっくり休憩してこの後に控える登りに備えます。

綺麗な水の流れですので、水場用のサンダルに履き替えて水遊びさせました。

10:50 本谷橋出発。橋の対岸から直ぐに登りが続きます。念の為子供には

6.5m/mザイル10mを使い。ダブルエイトで3つの輪っかを作り腕と腰に付けました。

少々可哀想な気がしますが、何度か転びそうになった時に手を付く前に

ザイルを引き寄せる事が出来ました。また登山道の片側は崖になっている箇所が多く

手をつないで歩きたいのですが、子供は自分で登りたい様子ですので

ザイルでつないでおいた方が安心して子供の思う様に登らせる事が出来ました。

13:00 Sガレ到着。ここは大きな石がゴロゴロした道ばたの空きスペースです。

少々休憩して残り少し頑張りましょう。木の間から涸沢の雪渓が見えてきます。

この辺りまでくると登る人と涸沢より降りてくる人が多くなってきます。

4歳児を連れて登る人は殆ど居ない様で、沢山声をかけてもらえて頑張れました。

14:30 涸沢到着。通常2時間の距離を4時間近くかかって歩きました。

涸沢が遠くに見えてくる頃、道の右側に綺麗なせせらぎがありますので

ちょっと休憩して冷たい水を触りながら登って行ったので時間が掛かりました。

また涸沢ヒュッテ直下は雪がかなり残っているので遊ぶ事も出来ます。

15:00 テントの受付は15:00よりテント場付近の小屋で行います。

テント場は石が多いので石が無い平らな場所を選びます。また子供が騒ぐ可能性もあるので

テントが密集した場所から離れた場所を選ぶのもちょっとしたマナーかも知れません。

時間前でしたが先にテントを張らせてもらい、売店で小腹を満たしました。

カレーとおでん。夕飯まで時間があるのと、昼ご飯をちゃんと食べていないので

子供はお腹が空いていた様子。その後小屋周辺で写真を撮ったり迷路みたいな作りの

小屋の中を探検したり。目の前に迫る3000m級の稜線を見たりしました。

テントに戻る前にテント場の受付をします。大人¥500で小学校以下は¥300です。

17:00 夕飯を食べました。ご飯1.2合にみそ汁とミネストローネ。オイルサーディンです。

小腹を満たしていたので少なめな食事です。食後は売店裏の水場に歯を磨きに行きました。

テント場から水場やトイレは少々離れています。寝る前のトイレは忘れずに。

20:00 長い一日が終わりました。子供も騒ぐ事無く倒れる様に眠りにつきました。

僕はエビスとろうそくの光の中で今日一日を思い返していました。

明日は涸沢からの下りです。転倒と膝の故障に注意が必要です。